Results matching “SONY E 1.8/35 OSS” from 新地のドゥルーズ
それでゲルツDogmarとα7sで同じページを撮影。
再び日本カメラのフォトコン審査に戻ってきた伝説(?)の金村修です。選評をどうぞ。
ゲルツのDogmarをα7sで使うのは初めて。セピア仕上げではありません。α7sのノーマルでこうなんです。WBはオート。スポット測光。クリエイティブはスタンダード。
上記の2枚はどちらも色補正はしていません。以下も色補正なし。
これはSILKYPIXのハードモノクロ。
SILKYPIXでの現像時に自動補正を施すとアンバーの霞が晴れます。α6300の色合いに近くなる。調理前、採れたてのふきのとうです。
手始めはSONYのNEX-7とE1.8/35 OSS。
1.互換性リモコン使用。
2.マニュアル露出。1/100秒。F7.1。ISO6400指定。撮影はAF。(銘板にピントがきています)
3.SILKYPIX現像。PhotoshopでK化。トーンカーブおよびアンシャープマスクを使用。
4.モデル:ライカⅢfとヘクトール28mm6.3。不眠で苦しむ高齢男性。男性の中指は蛭(ヒル)みたいに長い。
ところで、ハーフカメラ、UNIVERSAL TRICOR 35mm(抽出Eマウント改)。
MF撮影するとどうしてもピントが甘くなる。撮影完了までに動きがあるからでしょう。
これも互換リモコン(2秒)使用での撮影。(ヒル状中指は隠していただいた)
SILKYPIXのハードモノクロ現像。そのまんま。
撮影者にはいいサクヒンでも、モデルさんにみせると、エーッこんなのイヤだよ、とかおっしゃる。今夜のモデルさんも嫌がった。w
知人から頂戴したレンズはそのなかでも最初期のものと思われる。レンズはとてもきれいです。
Carl Zeiss Jena Tessar 1:4.5 f=10.5cm。
このようにM42リングを継ぎ足してもいいのですが、撮影すると中央部にフレアが出ます。で、SONY=α7sとペンタのベローズに装着。(撮影:NEX-7,E1.8/35 OSS。危険すぎる。w)
これで撮ります。
シャープです。ちなみに最初の絵は、最後のモデル、シュナイダー Durst Componon 1:5.6/105mmで撮っています。寄るとケラレが出るのでトリミングしてます。同じ105mmでもムードに違いがありますね。
年末。暖かい雨の日の手すさび。APS-C用レンズをフルサイズ機に、ライカ判レンズをAPS-C機にとか。
偵察カメラ=カナダライツ=KE-28B(α7s)。
フジカ35EEフジノン(NEX-7)。
SONY E1.8/35mmOSS(α7s)。
NIKKOR-H・C 1:2 f=5cm(α7R)。
ところで「肉」といえば・・。ギガのマザボを外したわけは電源ユニットを必要としたから。
若いお友達が不調PCを抱えてやって来る。5,6年ぶりかなあ。恰幅ええなあ。SONY E1.8/35mmOSS(α7s)。
彼のPC、電源が逝っていたので、自分のサブ機からケイアンの電源ユニット=KT-650ALを抜いてつけてあげる。遅いお昼を一緒にして、家に帰るとこれを土産に置いていってた。おお、これはアニさん高くつきましたねえ。NIKKOR-H・C 1:2 f=5cm(α7R)。
右手にあるのがカナダライツの6インチレンズ。
(NEX-7/E1.8/35 OSS)
ふたつのレンズについて。左の天使の横にあるのはスコパロン35mm(SKOPARON 1:3,5/35)です。一方のα7Rに付けてるのはコンタックスT3についていたSonnar 35mm/2.8です。
(NEX-7/E1.8/35 OSS)
赤丸のがそのスコパロン。1950年代のものだそうです。いやはや。うなりますね。師匠格の知人が届けてくれました。両方とも手作りです。ローレット加工も旋盤で仕上げてあります。世界にひとつの個物です。写りについてはおいおいご紹介いたしまする。スコパロン(左)のほうは絞りマーク(ドット)も刻印されてます。ドットの大きさも変化してます。これもハンドメイドです。レンズには名称や製造番号などが刻印されているのが普通です。最初にお見せした絵のふたつの個物には、その「面影」はないといえばないです。(実はあるんですが)けれど大切なのは写りです。むろん、レンズ個物にはある種のオーラがあります。オリジナルを愛でる、そこに何も問題はありません。「宮崎光学」ではオリジナルの面影を最大限に生かして製作します。その改造費はレンズ個物より高いものになります。趣味の世界ではそれもアリですからね。僕はどちらかといえば絵そのものを重視するほうだと思う。どちらかといえば、です。あのレンズを使いたい。その一心。半世紀以上も過ぎたきょうびに、便利なデジタル一眼で古い個物の魂を引き出すには、ときに原形を留めぬ「改造」が必須の技になるわけです。
SONYに付けてるSonnarはおよそf8あたりの固定絞りになります。M42-NEXマウントアダプタはヘリコイド付きです。超近接が可能です。無限付近ではパンフォーカスになります。スナップであればノーファインダで撮影できると思います。実に愉しい豊かなセカイが待っています。街は僕に「待たれて」います。
追記になります。このT3のSonnarで、ヘリコイド使用=ウルトラ近接を一枚。スコパロンに装飾された師匠の旋盤技です。サムネールは横 7360/20=368、拡大で横 7360/4=1840です。ぜひ拡大してご覧ください。
(α7R/Sonnar 2.8/35改)
「差異」というものはどのようにヒトを動かすのか、人はどの場所(トポス)から語り始めるのか(差異から語り始めると思うのです)、悦びとは何か、つまりは、生きる根拠とはどのあたりを指し示すのか、というようなもろもろの問い立てが、ひとつの「技」に触れることで出現します。もちろんこれらは僕固有の感慨=内在といえます。諸氏よ、いまここで言い表わされることの一端がおわかりでしょうか?